予防歯科(虫歯予防・歯周病予防)

患者さんの歯と健康を守ることを一番に考える

予防歯科

予防歯科は歯周病に長く関わってきた当院では非常に大切であり、患者さんの歯と健康を守るためにはなくてはならない処置です。

歯科本来の存在意義としては予防歯科を徹底し、虫歯や歯周病が原因で歯を失ったり、全身疾患のリスクを下げる努力をすることにあると考えています。

治療をせずに済めば、経済的にも身体的にも負担に少ないのは明らかで、私達はこの予防歯科に取り組む必要があります。

当院では予防歯科を推奨し、患者さんの歯と健康を守ることを一番に考えた歯科医療を提供することをお約束致します。

予防歯科とは何かご存知ですか?

予防歯科の内容をご存知ですか?

予防歯科という言葉をご存知の方は多いですが、実際に何をどのように予防するかご存知ではない方が多いと感じています。

予防歯科とメンテナンスの違い、予防歯科とクリーニングの違いなど、何が違うのかわからないと感じられている方が多いと思います。

治療を完了したら定期的にメンテナンスをしましょう。と言われますし、定期検診をしましょうとも言われます。その違いや実態、何をどのように予防していくのか。

こういった患者さんの疑問を中心に予防歯科とはなにか、改めて知っていただきたいと思っています。

予防歯科とは

予防歯科とは

予防歯科とは文字通り、「お口の病気にならないような処置をする」ということです。

一方で、どうして病気になるのかを簡単にでも知ることでよりわかりやすくなると思います。

代表的な虫歯、歯周病の原因を知ることで予防の重要性がご理解いただけるでしょう。

虫歯や歯周病の原因

虫歯や歯周病の原因

虫歯歯周病になる原因には共通点があります。それはプラーク(バイオフィルム)です。

プラークは細菌の塊ですが、この細菌の中に虫歯の原因菌と歯周病の原因菌が存在しています。

虫歯の場合は虫歯菌が糖分を栄養として酸を出して歯が溶かされていき、歯周病の場合は歯周病菌が血液中の鉄分を栄養として細菌を増殖させ歯周組織を破壊していきます。

したがって、プラークを除去しなければ、いずれは虫歯や歯周病に罹患してしまう可能性があります。これも聞いたことがあると思いますが、「プラークコントロール」が重要で、ご自身のブラッシングと歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングの双方を行う必要がある。ということです。

セルフケアだけでは磨き残しが必ず発生する?

セルフケアは80%しか磨けない

ご自身のセルフケア(歯磨き)では、歯ブラシとデンタルフロスの両方を使用して丁寧に磨いたとしても80%しか磨けずに、20%は磨き残しが起こってしまいます。

これが、毎日一生懸命歯磨きをしていたのに虫歯や歯周病になってしまったという方の原因になります。

これはプロである歯科医師、歯科衛生士が自分で歯磨きをしても同様です。だからこそ、歯科医院でプロフェッショナルクリーニングが必要になるのです。当院のスタッフも定期的にプロフェッショナルクリーニングを受けています。

セルフケアによって80%を頑張っていただき、残りの20%を歯科医院で行うと考えるとわかりやすいです。

生活習慣や食生活を見直すことも予防歯科の一環です。

活習慣や食生活を見直すことも予防歯科の一環

生活習慣や食生活を見直すことは、予防歯科にはとても重要です。

食事の内容や食事のタイミング、睡眠などを見直すことで口腔内の病気を防ぐことにも繋がります。

例えば、食事の回数が多く糖分の多い食事をされている場合、唾液緩衝能と呼ばれるお口の自浄作用が活用できず、酸性に傾いている時間が長くなり、虫歯になりやすくなります。

身体の健康を維持するためにも生活習慣や食生活を見直すことはとても重要ですが、仕事上中々うまくいかない方にも最大限寄り添い、ご状況を考慮した予防プランをご提案致します。

予防歯科とメンテナンスの違い

予防歯科とメンテナンスの違い

予防歯科とメンテナンスは何が違うの?と質問されることが多いのですが、お口の病気を防ぐことや再発を防ぐという意味では同じですが、メンテナンスは治療した歯を維持することも含まれます。

わかりやすくすると、虫歯治療後に詰め物をしたとしましょう。この詰め物は天然歯ではないため、一生治療時のままであるとは限りません。

他の歯の摩耗に対して詰め物が摩耗していない場合は噛み合わせの高さが変わり、局所に集中的な負荷がかかることではに負担をかける可能性もありますし、割れていたり欠けていたりすれば、そこから虫歯が再発してしまう可能性があります。

パンク修理したタイヤは新品のタイヤに比べてタイヤの強度は下がります。定期的にタイヤをチェックしなければ事故に繋がってしまう可能性があるのと同様に、定期的に治療した部位をチェックすることがメンテナンスには求められます。

メンテナンスではただ予防的処置(プロフェッショナルクリーニング)だけでなく、治療部位に問題がないかを定期的に確認し、未然にリスクを排除するという意味があります。

定期検診について

定期検診は虫歯や歯周病、その他の問題が発生していないかを定期的にチェックすることです。メンテナンスと同じと考えて頂いても間違いはないかと思います。

定期検診とプロフェッショナルクリーニングはセットで行い、問題の早期発見と予防処置の双方を行うことです。

予防歯科・メンテナンスの頻度

予防歯科・メンテナンスの頻度

「予防歯科やメンテナンスの頻度は3ヶ月に1回」という話を聞いたのに、もっと早い頻度で通院してほしいと言われてしまった。という経験はありませんか?

これには理由があり、虫歯や歯周病のリスクが高い方やプラークコントロールが十分に出来ていない方は、通院の頻度を高くして予防処置とセルフケアの質を高めなければなりません。

それは目的が「お口の病気にならないためにご自身でできるだけプラークコントロールができるようになるため」だからです。

定期的に歯科衛生士が患者さんのブラッシングをチェックします。プラークコントロールが良好である場合、徐々に期間を空けていき、結果的に3ヶ月に1回程度の通院で済むようになります。

全ては患者さんがお口の病気にならないために行うことであり、それは患者さんにとっても経済的・身体的の双方に負担が軽減されることに繋がります。

患者さんのご予定を最大限考慮しながら、無理なく継続できる予防プランを当院ではご提案しています。

当院の予防歯科は担当衛生士制度を採用しています。

当院では担当衛生士制度を採用しています。
歯科医師と同様に、歯科衛生士と患者さんの信頼関係はとても重要で、患者さんご自身も信頼できる人ではないとご自身のお口を任せたいとは中々思えないでしょう。

担当衛生士制度は患者さんのお口の管理を行い、お口の細かな変化も見逃さず歯科医師と連携した質の高い予防歯科医療をご提供します。

予防やメンテナンスをご希望の方は、お気兼ねなくお問い合わせください。